オ−ルソ−ルで、土台がボロボロに加水分解していました。
化粧付けてもしょうがないので(すぐとれるか、くっつかない。)、土台ごと交換しなければできません。
写真はその土台です。
2足分です。
ちょっとリアルに汚い感じなので少し色を飛ばしました。
革が巻いてあるところなので、色は関係ないのですが、形と材質にはこだわりました。
元のやつが黄色っぽいほうで、黒いのが作ったほうです。今はノリを乾かしてます。
材料の取り寄せに時間が少しかかりました。押打ちがいいのが思い浮かばずで〜。
こんな感じのブーツでした。親も泣く、酷い絵でスイマセン。
普通のオ−ルソ−ルとは、組み立てる順番を変えています。
通常は押打ちを甲革に・・・(靴のふち、コバを靴の本体の革に)
巻いてから、靴底(今回はスポンジ)を下に下に向かって足して行きます
(靴本体を基準にしながら)が、今回は、スポンジの芯を作って、接着し、
革を巻いてから化粧(本底)をつけました。
つまり基準の側を作ったという事なのですが、
普通、基準に合わせて変化させれば済む部分が、
変化出来ないという感じで、難しかったです。
ってそれ意味わかんないッスね。
それが基準なんじゃね。って、あれっ?
はいグダグダ・・・。
8流し。
何故変えたかと言いますと、靴の中底(インソ−ル、中敷きのなどの下。
通常硬くて靴の型、トレンドを形成する部分)がフニャフニャでまったく機能しないので、
今回のは土台が履き心地やデザインとか構造的な意味で非常に重要な部分になるので、
中底(今回はフニャフニャ)を基準にする従来のやり方は、危険が一杯そうでやめました。
山賊が出るかもしれないですね。
「えっ山賊が?」
メロス的には出ます。
「あっ?メロス的?」
セリヌンティウスが死じゃったら、王様に「信」を見せる事もなく、
ましてや、少女にマントをかけてもらうこともなく、素っ裸でどうしましょう?
〜ジャ、ジャ−ン!ついに日没です。メロスは間に合いませんでした。〜
「ハァ〜?オレとうとう間に合わなかったわ〜。どうしよう?」
あなたならどうする?
私は、土台をキッチリ作ってから本体に付けます。
それから革を巻いて、本底を付けます。
ってか、もう付けました。
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