サンダルの紐じゃないんですけど、紐的な、その〜もう少し〜太いものがちぎれています。
この太いのがどうやって切れちゃうのとかは、これは、特殊な場合が想像できます。自転車で偶然何かにはさんで切れたとか。日常的にかかる負荷によって切れた場合ではなさそうなので、補強的な発想よりは、元に戻す発想で修理します。
継ぎ足して、分解した中敷きの下に突っ込んで、突っ込んで、突っ込んで突っ込んで突っ込んで、突っ込んで行け!。イヤイヤくっついて下さい。
このお客様は、当店にお立ち寄りになり値段と修理方法を確認、次に靴屋さんへ。(買ったところに行くとおっしゃりました。)そしてまた、当店へ来て修理依頼を受け付けました。 一等初めに当店にご来店される前にも何処かにお寄りになっているようで、他の修理屋さんに断られたような感じでした。
結局、靴屋さんは、新しい靴を奨めますし、修理屋さんは、修理を奨めますし、お客様も大変です。かなり苦しんでいらっしゃるご様子でした。 靴屋さんには「そんな修理は大変だからできるはずが無い」と言われたらしく、二度目のご来店時には、ちょっと心配そげな空気が前面に出すぎていました。こちらも見本が無いので、(あっても、参考程度でまったく同じにはならないでしょう。)説明のしようがなくて、少々こまりましたが、当店でやらさせていただくことになりました。今回こちらの修理は1890円でした。 このサンダルを、相当気に入ってらっしゃるからだと思いました。
そういうのが伝わって来ると、こっちも気合いが入ります。 久しぶりに、さっぱりとした気持ちのよい仕事でした。
つなぎめ見えにくくできました。
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